オールドコートハウス(旧裁判所)セントルイス ミズーリ州
はて、エイリアンです。
不思議の国のエイリアン。
セントルイスにて、ゲートウェイアーチの次はオールドコートハウスを見学しました。こちらもセントルイスの観光スポットなのであります。
この旧裁判所はドレッド・スコットという奴隷として扱われていた方が解放を求めて彼の所有者であったイレーヌ・サンフォードという人を告訴した場所であります。
奴隷解放運動に大きな影響を与えた裁判だそうです。
歴史的経緯や重要性を書くと長くなるので、詳しくは
ドレッド・スコット対サンフォード事件 - Wikipedia
等をご参照下さい。
1階にて、奴隷制度についての展示で歴史的背景を学習。
ふむふむ、奴隷制度が残っていた南部の州では、奴隷の人達は自由をお金で買わなければならなかったそうです。そのお金は奴隷としての仕事がない休みの日に副業で稼いだそうな。
なんとも理不尽な話であります。
ふむふむ、奴隷の母親から生まれた子どもは、父親が誰であれ、奴隷として扱われたそうです。
自分の子どもが奴隷になるなら殺した方がましだ!ということで本当に子どもを殺した母親もいたそうです。
壮絶ですね。
生まれた時から自由が保障されていて当たり前に教育を受けられるって、すごく恵まれているのですね。ワタクシ宇宙人なんでその辺関係ないですけど。
建物の中央は吹き抜け。
美しいですね。
裁判所内部を模した展示もありました。
気分は裁判長。
一通り見て回って外に出ると、奴隷解放の為に戦ったスコット夫妻の銅像とご対面。
お二人は何を見ているのでしょうか。
アメリカは自由と平等の国、と言われますが
自由と平等が実現しないからこそ、理想として掲げているのかもしれませんね。
ウェブサイト:
http://www.gatewayarch.com/experience/old-courthouse/
K.